米国フロリダ州マイアミ、サウスビーチのホテル一室を貸し切っての「なににぬこ」展覧会
2010年12月、「なににぬこ」初の企画展覧会をフロリダ州マイアミビーチで行ないました。毎年12月フロリダ州マイアミでは世界中のアートギャラリーが一堂に会し、多数のアートフェアが開催されます。私たち「なににぬこ」もサウスビーチのホテルを貸し切って行なわれたアートフェアに参加しました。
アンドロイドの少女と小型ロボット、彼らを造った老博士の3人が大切なエレメントを探していろいろな空想世界を旅する「コノホシ」と題した企画で、40㎡ほどのホテル一室をLEDで照らした約百点の中小作品群で埋め尽くしました。壁面ひとつをプロジェクターで映写し、キャラクターたちが辿った旅の軌跡をオリジナル音楽に合わせて紹介。壁面の作品群は彼ら3人の記憶であり、この部屋の訪問者がそれを追体験するという趣向。極細ペンによる小さな細密画を鑑賞するには記憶拡大器(実は虫めがね)を使わねばならず、入場していただいた方々は薄暗い室内で作品に顔を寄せて食い入るように見入っておられました。私たち「なににぬこ」は博士たち3人の冒険の記憶を管理する施設のスタッフというロール。入口で訪問者に記憶拡大器を手渡して、ここが3人の記憶を保管する施設であることを説明しました。
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